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遠隔操作が重い・つながらないときの切り分け:回線とPCのどちらを先に疑うか

自宅のPCにつないでも反応が遅い、画面が固まる、接続が切れる。そういうときに、私はまず「回線が悪いのだろう」と考えて、中継機や機器の買い足しを検討しました。ところが自分の記録を追い直すと、最初の見立てが途中で二度ほど変わっています。この記事は、その経過を残しつつ、遠隔操作が重いときに何をどの順番で確かめるかを整理したものです。先に断っておくと、私の通信障害は原因が確定していません。

まず「そもそも動いているPCか」を確かめる

回線を疑う前に、接続先のPCが遠隔で使える状態かを確認します。これが意外と多い原因です。

  • PCがスリープや休止状態に入っていないか
  • 画面の自動ロックや、ロック中に止まるアプリを動かしていないか
  • Windows Updateの自動再起動が走った後ではないか

私のPCは常時起動の前提なので、スリープ、休止状態、画面の自動ロックを無効にする設定を確認項目にしています。「つながらない」と思ったらPCが眠っていた、というのは切り分けの最初に消しておきたい可能性です。

Wi-Fiが切れているのか、特定の接続だけが切れているのか

私が通信障害を調べたとき、最初に見たのはPCの記録でした。Wi-Fiのリンクが切れたという記録は、障害のあった日を通じて一件もありませんでした。一方で、つなぎっぱなしにするタイプの接続(遠隔操作や、ある常時接続アプリ)だけが、同じ時間帯に切れていました。同じPCから、短いWebアクセスは成功していました。

つまり「Wi-Fiが落ちている」と思い込んで中継機を買うのは、見立てが違うかもしれません。私の記録でも、当初は中継機の導入を検討していましたが、リンク自体が切れていないなら中継機の出番はなく、同じ2.4GHz帯に送信機を増やすと悪化する可能性もある、と判断が変わりました。これは私の環境での判断で、すべての家庭に当てはまるとは限りません。

仮説が更新された経過

通信障害の見立ては、調べるたびに変わりました。時系列で書きます。

私の記録での仮説の変遷(原因は未確定)
時期有力だった見方きっかけ
6月上旬Wi-Fiが弱く、混雑している電波の強さが弱めだった
6月10日ごろWi-Fiは原因ではなさそうリンク切断の記録がなく、他の通信は生きていた
6月11日負荷や自宅側の混雑との関係アプリを止めた時間帯は障害なし、動かすと再発

6月11日の試験では、アプリをすべて止めて単独で動かした午前は障害が出ず、アプリと遠隔接続を動かした午後に障害が三度出ました。この結果からは、負荷がかかったときに顕在化するという見方が強まり、遠隔接続も同時に切れたことから、自宅側で通信が混み合った可能性が前に出ました。ただし、これも「有力な仮説」にとどまります。スマホのテザリングで同じ時間帯を過ごして比べる試験が、記録の時点で残っており、私はそれを終えていません。

有線LANの評価も途中で変わりました。最初は「根治は期待薄」と書きましたが、混雑が原因なら有線で直せる部分があるかもしれないと見直しました。断定できないので、有線化は「試す価値はあるが、期待は低めに持つ」扱いです。有線化のことは通信が途切れたときに調べたことでも扱っています。

PCのメモリ不足で「遅い」ことも

もう一つ、遠隔操作の重さの原因になりうるのがPC自体の余裕です。私のPCはメモリが8GBで、同時に動かすアプリが増えると、ディスクへの退避が起きて体感が遅くなる、と記録にあります。回線の問題と切り分けるには、遠隔操作が重いときにタスクマネージャーでメモリの使用率とディスクの使用率を見ます。メモリが上限近くまで使われているなら、回線ではなくPC側が原因の可能性が高くなります。メモリの増設を検討する場合の考え方は、「ネットが遅い」の正体がメモリ不足だったときに書きました。

2.4GHzと5GHzの記録

私の環境の調査時点の記録では、2.4GHz帯は電波が弱めで周辺の混雑もあり、5GHz帯は空いているものの、PCの位置からは信号が弱い、という状況でした。どちらにも一長一短があり、片方に切り替えればすぐ解決するという形にはなっていません。帯域の選び方は環境ごとに違うので、私は「切り替えたら直る」と決めつけず、切り替えの前後で同じ操作を試して比べるようにしています。比べる材料がなければ、変えた効果があったのかも分かりません。

遠隔ソフト側の設定でできること

回線やPCを触る前に、遠隔ソフトの側で画質や解像度を下げる、壁紙や画面の効果を切る、といった設定で軽くなることがあります。送る映像が減れば、上りの使用量も減ります。私はこの調整を数値で比べたことがないので効果の大きさは書けませんが、費用がかからず、すぐ試せて、元に戻せる点で、機器を買う前の候補に入れる価値があります。

切り分けの順序

ここまでを踏まえて、私が今のところ採っている順序は次のとおりです。機器を買うのは、これらを確かめたあとにします。

  1. PCが起きているか(スリープ、ロック、再起動)
  2. PCのメモリとCPUに余裕があるか
  3. 他の通信(Webページなど)は動いているか。動いているのに遠隔接続だけ切れるなら、Wi-Fiのリンク断とは別の問題かもしれない
  4. 遠隔接続中の上りの通信量が回線に対して大きくないか(測り方はTeamViewerの記事)
  5. それでも分からなければ、テザリングなど別の回線で同じ操作を試し、回線側かどうかを分ける

向いている確認と、向いていない確認

この切り分けは、機器の買い替えを避けたい人、原因不明の途切れに悩んでいる人には向いています。反対に、明らかに回線が遅い(速度測定で契約より極端に低い)、あるいは近所で工事や障害の案内が出ている場合は、切り分けよりも回線事業者への問い合わせが早いでしょう。

私の次の一手は、まだ終えていないテザリングでの比較です。結果が出たら、この記事の経過に追記します。

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