深夜のWindows Update再起動で常駐ソフトが全滅した日と、戻すための準備
2026年9月16日の朝、夜のあいだにPCが再起動されていることに気づきました。常駐させていたソフトはすべて終了し、ログインし直さないと使えないものもありました。故障か停電かと疑いましたが、調べると原因はWindows Updateの計画再起動でした。
この記事では、そのとき何をどの順で見て「故障ではない」と判断したか、再起動をこちらの都合に合わせる設定、そして再起動のあとに仕事環境を戻すための準備を書きます。更新プログラム自体を止める話ではありません。
深夜に何が起きていたか
イベントログには、午前2時29分ごろに更新の仕組み(Windows Updateのバックグラウンド処理)が計画再起動を実行した記録がありました。その1分ほど後に、インストールを担当するプロセスが2回目の再起動を行い、午前2時32分ごろに月例のセキュリティ更新のインストールが成功と記録されていました。
ここで確認したのは、次の点です。
- 「予期しないシャットダウン」を示すイベント(電源断やブルースクリーンの記録)がないこと
- 前回のシャットダウンが正常終了として記録されていること
- 再起動を要求したプロセスが、Windows Updateの処理であること
3つとも該当したので、故障や停電ではないと判断できました。「深夜にPCが落ちた」ときは、まず誰が再起動を要求したのかを見ると切り分けが早いと思います。
なぜアクティブ時間があっても再起動されたのか
Windowsには「アクティブ時間」という設定があり、この時間帯には再起動されません。Microsoftの案内では、既定は午前8時から午後5時で、手動でも変更でき、最大18時間まで指定できます(更新後のデバイスの再起動の管理、2026年9月に確認)。
私のPCのアクティブ時間は、午前8時から翌午前2時でした。窓が閉じたのが午前2時で、再起動は2時29分。窓が閉じた直後に再起動されたわけで、仕様どおりの動きです。夜中に使っていない時間帯は、「再起動してよい時間」と扱われます。
再起動の影響
再起動で、動かしていた常駐ソフトが全部終了しました。中には、起動後に手動でログインし直さないと使えないものもあります。もう一つ厄介なのは、再起動をきっかけに、それまで「次回起動時に反映」となっていた設定変更や改修が、意図しないタイミングで一斉に有効になることです。私のように、あとで再起動するつもりで変更をためている場合、再起動後に何が変わったのか分かりにくくなります。
ログオン中は自動再起動しない設定
再起動対策として、ログオンしているあいだは自動再起動しないポリシーを設定しました。使ったのは次の2つです(WindowsのProエディションで、管理者権限が必要です)。
- ログオン中のユーザーがいる場合に自動再起動しない(NoAutoRebootWithLoggedOnUsers=1)
- 更新は自動でダウンロードし、インストールも自動で行う(AUOptions=4)
この設定でも、更新はダウンロードされてインストールされます。再起動は手動になります。設定は、レジストリの Windows Update のポリシーの項目に書き込みますが、グループポリシー(管理用テンプレート)から設定するほうが安全です。設定方法や各項目の意味は、Microsoftの上記ページで確認できます。
注意したいのは、再起動を手動にすると、そのまま放置すれば更新が適用されないまま残ることです。月例の更新が出た翌日は、再起動が必要かを確認するようにしたいと考えています。安全のための更新を止めるのは勧めません。あくまで、再起動する時間を自分が決めるための設定です。
私の運用では何が効いたか
今回の件で一番効いたのは、原因がすぐ分かったことでした。イベントログを見るだけで「故障ではない」と分かったので、余計な修理や機器の買い替えに進まずに済みました。もし原因が分からないまま、電源やPCを疑っていたら、UPSや新しいPCを買う方向に話が進んでいたかもしれません。
もう一つは、事前に「再起動すると何が起きるか」を書き出しておくことの価値です。今回は起きてから調べましたが、次は起きる前に一覧を用意しておきたいと考えています。更新は止めず、影響だけを小さくする、という方針です。
再起動のあとに戻すための準備
自動再起動は完全にはなくせないので(手動で再起動するときも同じです)、戻しやすくしておくほうが確実だと感じました。私が準備しておく項目は次のとおりです。
- 常駐させているソフトの一覧(再起動後に何を立ち上げ直すかを、その場で思い出さなくて済む)
- 再ログインが必要なソフトと、その手順
- 「次回の再起動で有効になる変更」のメモ(再起動前に把握しておく)
- 再起動直後に、通信と保存先が正しく見えているかを確認する手順
3つ目が、特に効きます。再起動で何が変わるかを事前に知っていれば、「再起動後に動きがおかしい」ときに、更新のせいか、ためていた変更のせいかを分けて考えられます。
停電で落ちた場合の備えは常時起動PCの記事で、データを失わないための保存先はログ・書類・音声の保存先とバックアップの記事で書いています。
これから
設定後に自動再起動が起きていないかを、今後の月例の更新のあとに確認するつもりです。何か変わったことがあれば、この記事に追記します。