人手不足を乗り越える

AIで無人化・自動化・効率化を検証するブログ

外出用端末と据置PC、台数を分けるかの判断:買い足す前に見ておくこと

外出先で仕事をする機会が増えると、軽いノートPCを一台買い足して、自宅の据置PCとは分けたほうがいいのではないか、と考えます。私も考えました。ただ、今の私は台数を増やしていません。据置のデスクトップPCを自宅で常時起動しておき、外出先ではiPhoneから必要なことだけを頼む、という形で足りているからです。この記事は「台数を分けるべきか」で迷ったときに、私が何を基準に考えたかの記録で、買った機種の感想ではありません。

台数を増やす前に、何が困っているかを一つに絞る

「外出先で使う端末がほしい」という気持ちの中身は、実はいくつかに分かれます。外出先で資料を読みたいのか、文章を書きたいのか、自宅のPCで動いている作業を確認したいのか、自宅のPCの画面を操作したいのか。読むだけならスマホやタブレットで足りますし、自宅PCの状況確認なら、遠隔でつなげば端末は何でもよくなります。

私の場合は、外出先で「自宅PCの作業の様子を見る」「短い指示を出す」ことが中心でした。そこで、新しい端末を買う前に、遠隔の環境(TailscaleとiPhoneからの指示)を整えるほうを先にしました。

据置PCを外へ持ち出さない選択の利点と欠点

据置PCを自宅に置いたままにして遠隔で使う利点は、作業環境が一か所にまとまることです。ファイルもアプリの設定も自宅のPCにあるので、外出先の端末の設定を気にせず、同じ環境をどこからでも使えます。端末を落としたり盗まれたりしても、中の情報が外出先の端末に残りません。

欠点は、自宅のPCが動いていて、回線がつながっていることが前提になる点です。停電、スリープ、回線の不調があると、外からは何もできません。このため私は、スリープの無効化や再起動の設定、電源まわり(停電対策など)を気にするようになりました。また、外出先の回線が弱いと画面共有は重くなります。

据置PCを遠隔で使う方式は、自宅の環境の安定に依存する方式でもあります。

別の端末を持つ利点

反対に、外出用の端末を別に持つ利点は、自宅のPCや回線に頼らずに作業できることです。移動中や、電波の弱い場所、自宅のPCが落ちているときでも動きます。オフラインで書類を作る、客先で資料を開く、といった作業では、端末を持っているほうが確実です。台数を分けるかどうかは、こうした「自宅に頼れない場面」がどれくらいあるかで決まります。

用途でPCを分けるという考え方

もう一つの分け方に、外出と自宅ではなく、用途でPCを分ける方法があります。たとえば、常時動かす処理用のPCと、開発や普段の作業用のPCを分ける考え方です。片方で常時動く処理を止めずに、もう片方で重い作業をしたり、設定を試したりできる利点があります。ただし、台数が増えると管理する機器もソフトの更新も増えます。分けて負荷が本当に下がるのか、必要性を測ってから決めるべきで、単に台数を増やしても問題は解決しません。私は、遠隔で通信が途切れた件でも、PCのメモリ不足が体感の遅さの一因だと記録しており、まず今のPCのメモリに余裕があるかを見るのが先だと考えています(常時起動PCの選び方)。

決める前に、一週間だけ記録を取る

台数を分けるかどうかは、感覚で決めると外れやすいので、外出中に「自宅のPCがなくて困った場面」を一週間ほど書き留めるのがよいと考えています。内容を、外出先の端末があれば解決したものと、自宅のPCの遠隔で解決したものに分けます。前者が多ければ端末を足す理由になり、後者ばかりなら、台数は今のままで足ります。私も、この記録を取ってから、外出用の端末を調べるかを決める予定です。

費用を比べたときのメモ

2026年3月に、常時起動用のPCについて費用を比べたメモがあります。ミニPCを新規に買う案と、今のPCのメモリを増設する案を比べ、月々のランニングコストはほぼ同じで、初期費用はメモリ増設のほうが大幅に小さい、という見積りでした(増設は数千円、ミニPCは3万円前後という当時の概算)。価格は当時のもので、現在の価格は確認していません。また、新しいミニPCを実際に買って使った経験は私にはないので、性能や使い心地は書けません。ここから言えるのは、台数を増やすより先に、今あるPCの改善で足りるかを確かめる価値がある、という一点だけです。

向いている人と、分けたほうがよい人

据置PC一台とスマホの構成が向いているのは、外出先では確認や短い指示が中心で、自宅のPCが安定して動いている人です。反対に、外出先でしっかり文書やExcelを編集する人、回線の弱い場所で長く作業する人、自宅のPCが止まると仕事が止まる人は、外出用の端末を別に持つほうが安全でしょう。

私は今のところ台数を増やさず、据置PCの安定化を優先しています。外出先でスマホだけでは足りない場面が続いたときに、はじめて軽い端末の候補を調べ始めるつもりです。

記事一覧へ戻る