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株価表示が止まったとき回線かアプリかを見分けるために調べたこと

証券会社のAPIから届く値が、寄付きや昼休み明けに10分から40分ほど途切れる、ということが毎営業日のように起きていました。以下は2026年6月の調査の記録です。古い記録で、原因は今も確定していません。売買の話は含めず、切り分けの手順と結果だけを書きます。

最初に疑ったのはWi-Fiだった

自宅はケーブル系の固定回線で、PCはWi-Fi接続でした。2.4GHz帯の電波は弱め(受信強度で-72から-80dBm)で、同じ帯は混雑もしていたので、まずWi-Fiの中継機を買うことを考えました。

ところが、障害の日のログを調べても、Wi-Fiの物理的な切断は1件もありませんでした。同じ時刻に同じPCから別のHTTPS通信は成功していて、止まっていたのは取引ソフトと証券会社側をつなぐ経路だけでした。リンクが切れていないのなら、電波を強くする中継機は対象外です。同じ2.4GHz帯に送信機を増やして、かえって悪くなる可能性もあると判断し、中継機は見送りました。ここが、機器を買う前に確かめてよかった点です。

有線にすれば直る、とも言い切れなかった

次に、有線LANにする案を考えました。ただ、有線で直るのは、Wi-Fiの弱い電波で帯域があふれているという仮説だけです。その仮説は上のログで強く否定されていたので、当初は根本的な解決にはならないと見ていました。その後、別の観測から評価を改め、輻輳型の障害なら有線の価値は高い、という見方に変わりました。

アプリを止めた日と動かした日

切り分けとして、ある日の午前は自作のアプリをすべて止めて、取引ソフト単独で動かしました。午前は障害がゼロでした。午後に自作のダッシュボードと遠隔操作ソフトを動かすと、途切れが3回再発しました。このため、購読するデータ量など、負荷に依存して顕在化するという見方が有力になりました。ただし、二つを同時に動かしたので、どちらが引き金かまでは分かれていません。

もう一つ分かったのは、遠隔操作ソフトのセッションも、障害の窓と同時に切れていたことです。短いHTTPS通信は生きていて、長時間つながりっぱなしの通信だけが同時に切れていました。遠隔操作の画面配信は、上り方向の通信を1から5Mbps程度使い続けるので、負荷を与える側にも、影響を受ける側にもなり得ます。私の環境では、取引時間中の遠隔接続の切り替えが、取引ソフトの接続断のきっかけになった状況証拠もあったため、遠隔操作を試すのは取引時間外にしています。

まだ分かっていないこと

決め手として考えているのは、スマホのテザリングで別の回線から接続し、営業日の朝の時間帯を通してみる試験です。これで消えれば家庭の回線側、再現すれば証券会社側と絞り込めます。ただ、この試験は2026年9月30日の時点で、記録の上では実施していません。だから、私は回線が原因だと書くことも、アプリが原因だと書くこともできません。

この障害を理由に、PCを買い替えたわけでもありません。メモリ8GBでスワップが起きていたのは別の問題として確認していて、増設は検討中です。買い替えを結論にする前に、まず切り分けを終えるのが順番だと考えています。

外出先でスマホから見る

記録や状態を確認する画面を、外出先のスマホから見られるようにしています。VPNのTailscale経由で、外のインターネットには公開していません。詳しい構成は書きませんが、外から見るだけなら、公開範囲を絞る方法があるということだけ覚えておいてください。

切り分けの順番

  1. 同じ時刻に、別のHTTPS通信(ブラウザなど)が成功しているかを見る
  2. OSのログでWi-Fiの切断イベントがあるかを見る
  3. 取引ソフトのログで、エラーが出る時刻と周期を見る
  4. 自作アプリを止めた状態で、同じ時間帯を通してみる
  5. 別の回線(テザリング)で、同じ時間帯を通してみる

回線側の疑いを、電波・回線・負荷に分けて考えたい方は、通信が途切れたときに調べたこともあわせて読んでください。私自身は、次のテザリング試験の結果が出たら、この記事に追記します。

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