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PLAUDの記録をObsidianで探せるように整理する

文字起こしを作っても、それが増えるほど「あの話はどの打合せだったか」が分からなくなります。録音は溜まるのに、探せない。PLAUDを使い始めてしばらくして、私が困ったのはそこでした。

録音や文字起こしの作業自体は、PLAUDのアプリで進みます。その先の「探せる形にしておく」部分を、私はObsidianで受けています。この記事では、その置き方の考え方を書きます。本文の画面例やノートは、実際の打合せとは関係のない架空のものです。

まず決めたのは、原文と要約を別の場所に置くこと

私の運用では、Obsidianのフォルダ(vault)を二つに分けています。一つは、要約や決定事項を整理した作業用のvault。もう一つは、文字起こしの原文を置くローカル限定のvaultです。

要約だけを残すと、後で「本当にそう言っていたか」を確認できません。原文だけを残すと、長くて読み返す気が起きません。そこで、原文は事実確認用として同期しない場所へ、要約は日常的に開く側へ置きます。原文側は、クラウドや共有の対象から外しています。PLAUDのレビュー記事でも書いたとおり、要約は誤りを含み得るので、戻れる原文があることが安心につながります。

Obsidianで最低限やっていること

難しいことはしていません。使っているのは、次の三つです。

  1. ノートの先頭に、日付とテーマなどの情報(プロパティ)を書く
  2. テーマごとに、関連ノートへのリンクを並べたハブノートを作る
  3. Dataviewで、未整理のノートや孤立したノートを一覧にする

プロパティは、Obsidianの公式ヘルプによると、ノート先頭のYAML形式で保存されます(2026年9月30日確認)。日付は年-月-日の形式で、同じ名前のプロパティはvault全体で同じ型になる、とも書かれています。日付の書き方がノートごとに違うと後で困るので、この点は最初に揃えておくと楽です。

ノートの先頭は、たとえばこのようになります。中身は架空の例です。

---
date: 2026-09-01
tags:
  - theme/見積
status: 未整理
---
## 決定事項
- 例:納期は来週中に再確認する
## 次の行動
- 例:見積の数量を確認して返信する

PLAUDから何を持ってくるか

手作業で取り込むなら、書き出し形式の選び方が最初の分かれ道です。PLAUDの公式の案内では、文字起こしはWord・PDF・TXTの形式で出力できるとされています(公式ブログ、2026年9月30日確認)。ObsidianのノートはMarkdownのテキストなので、貼り付けて使うならTXTがいちばん素直です。WordやPDFは、見た目を残して共有したいときには便利でも、検索や集計の材料にするには向きません。

もう一つ気をつけているのは、話者のラベルや時刻を残すかどうかです。決定事項を探すときは、誰がいつ言ったかが手がかりになります。ただ、その分だけ原文は長くなります。要約側には要点だけを置き、原文側には全部を残す、という分担にしておくと、どちらも読みやすさを損ねません。

テーマは決まった名前のタグで付ける

タグは自由に付けると、すぐに表記が揺れます。私は「theme/」から始まる名前のタグを決めておき、その範囲の中から選ぶようにしています。テーマの数はむやみに増やさず、十数個に収まるように保っています。

このタグ付けは、いまも手作業です。ノートを作ったら自動でテーマが付く、とはいきません。テーマを決めるのは人の判断が要る部分で、私はそこを機械任せにしていません。

リンクで、過去の打合せへ戻れるようにする

Obsidianでは、ノートどうしを[[ ]]で書くリンクでつなぎます。公式ヘルプには、[[ノート名]]の形で書くこと、ファイル名を変えたときにリンクを自動で更新できることが載っています(同日確認)。その自動更新は設定で切れる、とも書かれています。

私は、テーマごとのハブノートに関連する打合せのノートへのリンクを並べています。ある取引先の話を思い出したいとき、検索ではなくハブから辿ると、話の流れごと戻れます。検索で一発で見つかる場面と、流れで戻りたい場面は別なので、両方使っています。

Dataviewで、整理漏れを見つける

Dataviewは、ノートの情報を検索・集計できるプラグインです。公式ドキュメントでは、ノートに付けた情報をもとに一覧・絞り込み・並べ替え・グループ化ができる「ライブの索引兼クエリエンジン」と説明されています(2026年9月30日確認)。Obsidianに標準で入っているものではないため、使うときは自分で導入します。

私が一覧にしているのは、テーマがまだ付いていないノートや、どこからもリンクされていない孤立したノートです。考え方だけ示すと、次のような書き方になります。書き方の例で、そのまま私の設定というわけではありません(先頭のdataviewと書いたコードブロックの中に書きます)。

TABLE date, status
FROM "meetings"
WHERE !tags
SORT date DESC

これで、「録ったのに整理し忘れた打合せ」が画面に出ます。整理の習慣がなくても、漏れが見えるだけで後回しにしにくくなります。

向いていない人

ノートが月に数件しかないなら、Obsidianを入れなくても、フォルダと日付のファイル名で十分です。また、ノートの整理そのものが負担になる人には、この方法は続かないでしょう。PLAUDのアプリ内で検索できれば足りる、という人もいるはずです。

保存の全体像と、原文・要約の置き場の考え方は会議録と音声をどこに保存し、どう残すかにまとめています。

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いまの私は、録音の取り込みと要約までは流れができていて、手作業で残っているのはテーマのタグ付けです。次に試したいのは、Dataviewの一覧を週に一度だけ開いて、付け忘れをまとめて直す運用です。

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