ネオトレAPI for ExcelとkabuSで必要な周辺環境の違い
ExcelのAPIを常時起動のPCで使う準備をしていたとき、画面ロックで更新が止まり、記録した値が全部同じになるという問題を、自分の方針メモに書き出しました。ネオトレAPI for Excelとkabuステーションでは、こうした周辺の設定に違いが出ます。
ここでは、どちらが優れているかは扱いません。必要なPC・Office・電源設定・回線という、機材と運用の要件だけを比べます。
公式の動作環境(2026年9月時点)
ネオトレAPI for Excelの動作環境のページ(2026年5月25日現在の記載)では、OSはWindows 11の64ビットのみ、ExcelはExcel 2021・2024・Office 365のいずれも64ビット版で、ストアアプリ版は対象外とされていました。推奨環境として、CPUがIntel i7-3770 3.40GHz(4コア)以上、メモリ8GB以上、空き容量5GB以上、ディスプレイがフルHD以上、通信速度10Mbps以上、と案内されています。起動にはNEOTRADER Wへのログインが必要です。
kabuステーションの推奨環境のページでは、Windows 11、メモリ8GB以上、空き容量5GB以上、1920×1080ピクセル以上と案内されていました。APIの利用は、kabuステーションAPIのページによればProfessionalプラン以上で無料です。
| 項目 | ネオトレAPI for Excel | kabuステーション |
|---|---|---|
| OS | Windows 11(64ビット) | Windows 11 |
| メモリ | 8GB以上 | 8GB以上 |
| 空き容量 | 5GB以上 | 5GB以上 |
| 画面 | フルHD以上 | 1920×1080以上 |
| 追加で必要なもの | Excel 64ビット版のライセンス | Professionalプラン以上(API利用) |
数字だけを見ると、PCとしての要件はほぼ同じです。違いが出るのは、Excelのライセンスが要るかどうかと、API側をPythonなどで自分で作るかどうかです。
私のPCは、公式の推奨より少し低い
私のPCはCore i5-8500で、メモリは約8GBです。ネオトレAPIの推奨CPUであるi7-3770と比べると、世代は新しいものの、CPUの種類自体が違うので、単純な優劣は比べられません。ただ、メモリが8GBちょうどなので、ExcelとPythonと取引ソフトを同時に動かすと余裕がなくなります。以前まとめた私の方針メモでは、この構成の場合は16GBが安全という結論でした。ただし、これは購入前に立てた見積もりで、増設して確かめた結果ではありません。
Excel側で気をつけた設定
ExcelのRTDという仕組みは、画面ロック中に更新が止まる動作が知られています。私のメモでは、この状態で記録用のタイマーだけが動き続けると、値が全部同じになるという問題を挙げていました。そのため、常時起動するPCには次の設定を入れる、という方針を立てました。
- スクリーンセーバー、画面オフ、スリープをすべてなしにする
- 画面の自動ロックを無効にする
- Windows Updateのアクティブ時間を取引時間に合わせる
- Excelのマクロの実行を許可する
その後、Windows Updateによる自動再起動は、サインイン中は再起動しない設定にしました。再起動後にはExcelとアドインを手動で立て直す必要があるので、取引時間中に再起動されるのが一番困ります。
kabuステーション側は、Pythonから使うので、Excelのマクロやトラストセンターの設定は要りません。代わりに、Pythonの環境と、接続先をlocalhostに合わせることが必要でした。
回線と電源
私の方針メモには、ネオトレAPIの接続は切断に敏感なので有線の光回線が望ましい、と書いてあります。ただ、私の自宅では回線の不調で困ったものの、原因は未確定です。回線の話は株価表示が止まったとき回線かアプリかを見分けるに書きました。
電源は、停電に備えてUPSを検討しましたが、購入はしていません。容量や、停電時にどれくらい持つかは、実機で確かめるまで何も言えません。
今の運用
私はどちらも使っていますが、どちらが優れているかは書けません。ここまで書いたのは、機材と設定の話だけです。API利用の条件は変わることがあるので、契約や導入の前に各社の公式ページで確認してください。