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iPhoneのHEIC画像を経理に使うとき、Google Driveでの受け渡しで気を付けること

iPhoneで撮った領収書の写真は、拡張子が「.heic」になることがあります。写真アプリでは普通に見えるのに、パソコン側の画像処理では、そのままでは読めないことがあります。

私は領収書の画像やPDFを取り込む自作のツールを使っていて、Google Drive上の画像を読み取り専用で取り込む経路も持っています。この画像処理の側には、HEICを読むための追加のライブラリ(pillow-heif)を入れています。HEIC対応は、初期状態の画像処理環境には含まれないことがあるためです。この記事では、その経緯を踏まえて、経理用の写真をどう扱うかを整理します。

HEICとは何か、なぜ突然出てくるのか

HEIC(HEIF)は、iPhoneやiPadが写真を小さな容量で保存するために使う形式です。Appleのサポート情報では、カメラの形式に「高効率」と「互換性優先」の2つがあり、高効率だとHEIF/HEVC、互換性優先だとJPEG/H.264で撮影されると説明されています。設定は「設定」アプリの「カメラ」の「フォーマット」から変えられます。詳しくはAppleの公式サポートページにあります。

写真アプリやiPhone同士のやり取りでは形式の違いを意識しません。ところが、パソコンや画像処理のプログラム、アップロード先のサービスによっては、HEICを受け付けなかったり、プレビューが出なかったりすることが、一般に知られています。

撮影設定を変えるか、受け取り側で対応するか

対応は大きく2つあります。撮る側の設定を「互換性優先」にして、最初からJPEGで撮る方法と、受け取る側でHEICを読める、あるいは変換できるようにしておく方法です。

私が検討して整理した違いです。
方法良い点気を付ける点
互換性優先にするどの機器でも開ける以後の写真がすべてJPEGになり、容量が増える
受け取り側で対応する撮影設定を変えなくてよい読む側に追加の対応が必要

互換性優先は、iPhone全体の設定なので、経理用の写真だけを切り替えることはできません。私は、読む側にHEIC用のライブラリを入れる方を選んでいます。撮影設定はiPhone全体に効くため、経理のためだけに変えたくなかったからです。取引先や社外の人に写真を送ってもらう場合は、相手に設定変更をお願いするより、受け取り側で対応する方が現実的でしょう。

Google Driveで受け渡すときの見方

iPhoneで撮った写真をGoogle Driveに置き、パソコンで取り出す流れは分かりやすい方法です。GoogleのDriveヘルプでは、Driveの写真をGoogleフォトに追加する場合の対応形式に .heic が含まれています(Google ドライブ ヘルプ)。Driveに置くこと自体は問題になりにくい一方で、ダウンロードして別のソフトに渡した段階で、形式の壁に当たる可能性があります。

もう一つ気にしているのは、元の画像を勝手に書き換えない運用です。私のツールは、Driveからの取り込みでは読み取り専用の認証を使い、Drive上の元ファイルは変更しません。領収書のような証拠書類は、取り込みの途中で誤って上書きされないことを優先しています。

Driveの容量が足りなくなる場合は、有料の容量プランを検討することになります。必要な容量は、写真の枚数と形式によって変わるので、まず1か月分の領収書写真がどれくらいになるかを数えてから判断してください。プランの内容と価格は変わることがあるため、契約前にGoogleの公式ページで確認するのが確実です。

形式の話から購入を急がない

HEICの問題は、機器を買い替えなくても解決できる場合がほとんどです。撮影設定の変更か、読む側の対応で済むことを先に試して、それで足りなければスキャナーなどを考える順序が自然です。スキャナーの比較は領収書はスマホ撮影かスキャナーかで扱っています。

今の私の運用は、取り込む側でHEICを読めるようにして、Drive経由で画像を受け取る形です。今後、他の人から写真をもらう場面が増えたら、受け渡しの手順書に、形式は問わないと一文入れておこうと考えています。

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